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IoT回線事業に関する雑記

www.sonynetworksmartplatform.co.jp

IoTは大手が回線を提供しようとしている節がある。上はSONYの提供で、他にもさくらなども提供している。これは事業者にとっては非常に魅力的でIoTデバイスは24時間365日稼働するもので、そこにデバイスごとの月額課金を行うというのは非常に儲かるように思える。

けれども、この事業の方程式を成り立たせるためには次の諸条件が揃わなければいけない。

第一にIoTの4G回線は非常に便利に思えるが、IoTデバイスには電力が必要である。電力が必要な時、100Vの交流電源が引かれているなら当然インターネット回線も引かれている可能性は十分あり、Wifiルーターを設置することが合理的である。

第二に月額課金するということはそれ相応の生産性向上、例えば人員の削減に寄与するといったある程度の効果が認められなければならない。顧客のポケットに月額予算を追加するということは、顧客が他に支払っているものをやめさせるということだからだ。

第三に移動体や野外でこそこういった4G回線の効果は高まるが、一方でこういったシーンでは第一で述べたように電力の確保が難しい。

こういったことからIoT回線事業はなかなかに難しいところがあるとわかり、また大手の事業者はよくこういったところに挑戦しているものだと頭が下がる思いである。