もぐもぐビジネス

ビジネスアイデアを考えたり、ビジネスを調べてまとめたりします。

商材の原則

しょぼい起業で生きていく | えらいてんちょう |本 | 通販 | Amazon

 この本をざっと読んだ。新規の商品開発や起業は難しい。すこぶる難しい。しかし、ここで述べられている事柄に、一辺の本質があると思うのでそこを書いてみる。

 ここで述べられている商材の開発は次の点に尽きる。

  1. 自分が必要とするものを作る
  2. それを多めに作る
  3. 余ったものを売る

 非常にシンプルであるが強力である。その訳は、自分という明確なニーズに根ざした商品開発であるため、マーケットリサーチなどを不要とできる点にある。ベンチャー企業などで開発される多くの商品が、作ったあとでそもそもニーズがないという憂き目にあい倒産することを考えると、このメソッドは非常に示唆に富む。

 特に重要な点は1である。なぜならば、例えば趣味でモノづくりをする場合、作ることが楽しいので、自分でさえも必要としないものを作ってしまうことが多々あるためである。さらに、買えば済むものを自分で作るという場合にも問題がある。新しい商品を作りたいという気持ちが先行すると、この点が疎かになってしまうのだ。しかし、世の中は広く、合理的でもないので、案外、似たような商品が世の中にあったとしても売れるのかもしれないが、このことは私が自身のプロジェクトで検証してゆきたいと思う。